“鬼の子”が４年ぶりに始動します。
美しさへの破壊、何もしない強さ、成功への失敗。
言葉とはいかに陳腐なものか。彼の内面に宿る3人以上の人格が、
そういった言葉を、色、線、モチーフ、そして感情に迷いなく落とし込んでいく。
カワニシタカヒが、この４年間に何を吸収してきたのか、それとも何も変わらないままなのか
その一片でも感じられれば、もうこの個展の善し悪しは語る必要がない。
表現者として、生活者として、純粋に表現を続けてきた彼の“残骸”は、
伝えたい感情や溢れ出る思いが組み込まれ、美しくも儚い「物語」となって
見る者の心を揺さぶる。
そんなダイナミックかつ繊細な“鬼の子”の個展「EVERESTS」が4年ぶりに行われる。
この個展で、何かを評価されるつもりはないかもしれないが、アウトサイダー的な美学を退廃的に
グローバルに発信できるICONと成りうるに違いない。
artist profile カワニシタカヒ TAKAHI KAWANISHI
画家／愛知県出身／東京都在住。
「絵は色のつくものと面さえあれば成り立つ」との名言を残す画家。
『DAZED JAPAN』創刊や『relax』復刊等、なにかが生まれる時には彼の力が存在する。
言葉にできない感覚（触感や音感等）を絵に変換してきた作品は海外からの評価も高い。
Irving Welshの『Smart Cunt』、Francesca Lia Blockの『Weetzie bat』の装画
H.P FRANCEのウインドウディスプレー等も手掛けてきた。
抽象画ともノイズともアブストラクトとも異なる表現力をぶつける一点一点に魂を感じる。
作品そのものに重きを置く新たな日本代表画家である。
work ＊抜粋
「Weetzie bat」by Francesca Lia Block装画
「Smart Cunt」by Irving Welsh装画
「DAZED&CONFUSED JAPAN」創刊ポスターヴィジュアル制作
「relax」復刊広告用ヴィジュアル制作
「Russian Restaurant＜表参道＞ 」LIVE PAINTING. ＊Joint Artist coba
「club AIR＜代官山＞」LIVE PAINTING. ＊Joint Artist DJ Jaypeg
「Ryoichi Higuchi BEST」 album ART WORK
「PIMPOINT」by SOIL＆"PIMP"SESSIONS album ART WORK
exhibition ＊抜粋
1998年 戸田ビルディングロビー (大阪)
1998年 T･Y･K-Two「やれ」（TOKYO）
1999年 T･Y Harbor Brewing （TOKYO）
2000年 coba produced「TECHNO CABARET」（TOKYO）
2002年 I.S window display （TOKYO）
2003年 space TRY「カワニシタカヒ」（TOKYO）
2003年 Spiral hall「MAISON・MOET＋rooms」（TOKYO）
2004年 H.P FRANCE Bijoux window display （TOKYO）
2004年 Traibecca「Giagantic Brand」 (NewYork)
2004年 BBS「FRAMED」curated by surface to air （TOKYO）
2005年 HOTEL BUENA VISTA (NAGANO)
2005年 代々木体育館 「rooms」（TOKYO）
2005年 MY MOLESKINE EXHIBITION 2005 （TOKYO）
2005年 ART of Living by IDEE （TOKYO）
2005年 ZONE:Chelsea「Mixed Bag Group Exhibition」(NewYork)